虚像を愛する

平野紫耀くんを応援しています。だいたい寝言。

2015年夏をアップデート

今月頭に発売された前半3誌で、いわゆる" キンプリ " in ハワイのお写真たちがリリースされた。

 

懐かしくさえ感じてしまうが、それも当然かもしれない。

彼らが正式に同じグループとして活動していた期間はほんの一瞬(おそらく3ヶ月ほど…?)だけだったし、

その時からもう1年半が経とうとしているらしい。

 

クリエA6時代を経て、正式にグループ名が決まった時の衝撃は今でも鮮明に思い出せる。

デビューを確信した人も数え切れないほどいただろう。

ジュニアのユニットが新しく出来た" だけ "なのに各メディアでそこそこ大きく取り上げられる異例の扱いだったため、

非ジャニヲタの友人でさえ

「ジャニーズから新しいグループがデビューしたよね?ミスター…なんとか!」

と声をかけてきたくらいだ。

 

だが、正直に言うと私はキンプリにあまり良い印象を持たなかった。

以下、完全に私の個人的な主観なので

お気を悪くする可能性のある方はそっと閉じていただきたい。

 

A6の括りが発表された時は、シンプルに「いいじゃん!」と思った。

確かに、関西を代表する2人が引き抜かれていくのはNEWSの内くん錦戸くんに通ずるものがあった。物議を醸すだろうとも思った。しかし、大人が現段階のジュニアからユニットを作り売り出そうと考えた時に、東西のトップ層を組み合わせようと思うのはごく自然なことのように思えた。

それに、結果論でいうと紫耀くんが未だにプライベートで一緒に遊んでいるのはじぐいわの2人(と慎太郎)だ。

ノリが合うのは、こちらの2人なのだろう。

 

しかし、問題はサマステだ。

彼らが公式にサポーターを務め、ユニット名までつけてもらうに至ったキッカケともいえるイベントである。

その一環として行われたガムシャラ!サマーステーション特別公演に足を運んだ。初日だ。

 

感想を言うと、シンプルにイマイチだった。

城ホよりも松竹座よりも小さくて近くて、オーラに圧倒されたらどうしようかくらいに期待して行ったが、なんとなく拍子抜けであった。

 

理由はたくさん考えられる。

初日だから。まだ探り探りでエンジンかかってなかったのかも。

ほら、スタンディングだから。疲れたし、よく見えなかったせいで楽しみ切れなかったのかも。

EXなんて慣れてないから。何回も見れば通いたくなるかも!!!

 

何より、なんとなく紫耀くんよりも他のメンバーたちの方がずっとずっと楽しんでる気がして、彼らの方が輝いて見えたせいかもしれない。

サマステ期間中に、紫耀くんから他のメンバーに担降りする人たちをたくさん見かけて、なんとなく気持ちがわからないこともないなあと思ったりもした。

EXの平野くんよりも、まいジャニで楽しそうに笑う紫耀くんの方が見ていたいと思ってしまったし、

もしかするとこの人って生よりもテレビ越しの距離感がしっくりスターなのでは〜〜…と考えたりもした。

それでも、そんなモヤモヤを払拭してくれるくらいに、紫耀くんはずっと魅力的だった。だから今の今まで平野担であるのだろうと思う。ただこの時は何か違ったのだ。

なんとなく、サマステは一回で十分だった。

 

一方で、その夏の関西ジャニーズJr.は正念場だと思われていた。トップを西畑大吾が背負うこととなった。WESTに続いて紫耀くん廉くん抜けて大丈夫なのか?!チケットなんて余るのでは、なんていう声もチラホラ聞こえた。

ところが蓋を開けてみれば、チケットはなかなかの激戦。

運良くチケットが手に入った私は、松竹座に足を運んだ。震えた。「負けた」と思った。熱量が違った。群舞に圧倒された。土壇場で見せる煌めきに心打たれたのかもしれない。

EXがぬるく思えてしまった。

私が一番好きな人がいるのはサマステの方なのに、夏が終わった後に残っていたのは確実に関ジュの「少年たち」だったのだ。

 

そして、サマパラでは勝利くんソロのバックにキンプリ6人がついた。

私は最後まで行くか迷ったが、行かないことにした原因は、そのパンフレットだ。はっきり言おう。平野くんが全く笑っていない。ハードスケジュールで疲労困憊なのでは、という声もたくさん上がった。

 

ファンの空気も悪かった。

これまでいたはずの関西からどんどんフェードアウトして、東京に活動拠点をうつしていくくせに、ハッキリとデビューするわけでも宣言するわけでもなく、宙ぶらりんのままだったから。

関西に戻して!という声は非常に大きかったと思う。反して、キンプリが好きだと声を大にして言う人なんて、ごく稀にしか出逢えなかったと記憶している。

 

そうなってくると偏見からか、キンプリを見れば見るほど違和感があった。

特に、パフォーマンスの不和には閉口した。

どちらが良いとか、上だとかではない。ベースが違うのだ。

色が違う。と思った。

それぞれがそれぞれであれば、とても綺麗な色を呈するのに、

混ぜた瞬間に思いがけずその美しさが損なわれる。

まさしく、そんな感じだった。

 

だから、じゃにーさんが

「秋からは別々で。」

とハッキリ言ったという記事を見た時には、とても納得した。

 

こうして2015夏が終わったわけだが、

当時は、変遷してゆく状況で

それに振り回されることからくる疲弊が

紫耀くんのオーラを消してしまっていたのかも、などと考えていた。

というか、そう思ってしまう流れだったのではないかと思う。

 

だが、昨年末から今年の頭にかけてのアイランドで衝撃的な事実が明かされてしまったせいで、

またしても考え直さなくてはならなくなった。

もしかすると、あの時、2015年の夏に

紫耀くんのイメージが違ってしまったのは、、、オーラがなくなってしまったように思えたのは…

ユニットを組んだ相手ではなく、彼自身がプライベートにおいても

苦境にあったからなのではないか、という可能性が出てきたからである。

 

紫耀くんが心の底から楽しんでないように見えたのは、

新しいユニットでの不和などによるところではなく、純粋に彼が苦しんでいたからなのではないか、と。

 

そう考えると、昨年の夏からまた平プリとして組み合わせを試されていることも少し納得のいたすところだ。

もしかすると、じゃにーさんや事務所も

当時はパッと引き離してしまったけれど、2015夏の平野のあの違和感がどの要因によるものかわからないから、再度相性を確かめてみようと考えているのかもしれない、と思ったり。

 

一度、苦手意識を抱いてしまったのだからもう私には真っ当に判断することができない。

 

ただ、今回のハワイのテキストを読んでいても思う。

「しかもこの6人で!」「この6人ならどこに行っても楽しい」などと人数をあげて話すくらいなのだから、紫耀くんはキンプリが好きなのだろう。この6人でデビューしたいと2015年の夏に言っていたのも、本心だったのかもしれない。

だが、売れるか?好きか??と言われると。正直、分からない。

あまり魅力的じゃなかった。6人よると3:3が切磋琢磨するよりもまず、良さを相殺してしまう気がする。

 

私はただのファンであり、一般人だから

与えられたものを享受する以外に選択肢はない。

だから、もしも事務所がこの6人でと言えば、合点だ!と応援する準備はできているつもりだ。

そして、平野くんが幸せでいられることは私たちにとっても重大なことなのだ。

 

だが、私が見たい紫耀くんがこの6人で見られるかどうかは自信がない。

だから、応援し続けられるかどうかも自信がない。

タレント側は私1人が応援しなくなっても全く問題はないだろうが、私の方からすると一大事だ。だから、ワガママを言ってしまう。

 

とにもかくにも、こちらはもう待ちくたびれた。

寒くて長い冬眠こそ、もう飽きてしまった。

早く、一刻も早く、春が来て欲しいものである。