虚像を愛する

だいたい寝言

紅白歌合戦 出場決定おめでとう。

感無量なのだ。

だから、言葉にして残しておきたいと思った。

 

King & Prince がCDデビューを果たすことが発表されてから10ヶ月。そして、ついぞデビューしてから、5ヶ月。

2018年は本当に怒涛の1年だったなーと思う。

 

1月17日。「イベント」とお知らせされたそれは、もう慣れっこになってしまっていて「きっとまたいつもの何でもない会見でしょう」と、その存在さえ忘れかけていたものだった。

 

しかし、その日を皮切りに、運命が大きく動き始めた。

 

夢だと願ったものがどんどんと叶っていった。

恋愛ドラマでヒロインの相手役を演じ、世に名を馳せた。

いつか見たいと思っていた雑誌で、表紙をどんどん飾った。

いつか出て欲しいと願っていた番組に、どんどん出演を果たした。

バラエティでは、ただ出演するだけでなくしっかり爪跡を残した。

多くの人が「平野紫耀」を知っている世界へと変わっていった。

 

毎日が新鮮で、Jr.の頃とは比にならなさすぎるくらい、怒涛の露出についていけないくらい、むしろこちらが滅入ってしまうくらい!

 

もちろん、寂しい出来事もあった。

岩橋くんの休業だ。これについてはまた別の記事できちんと記録したいと思うが、

とにかく私は彼には、しっかりと完治して、元気な姿を見せて欲しい。

紫耀くんが「6人で」と強く望んだ以上、ずっと6人で頑張る姿を見届けたいという思いがある。

 

ただ、King & Prince の波が来ていることに間違いはない。

友人から「キンプリ」について、声をかけられることが増えた。

日常生活を送っている中で、何気なく目にする機会も増えてきた。

平野くんの出演するバラエティ番組の録画画面でタイトルの横に「キンプリ」「平野紫耀」の文字が踊っているのを見たときには、声が出るほど驚いた。

 

そんな中で、NHKさんの番組への出演が重なったことから「これは年末への布石では〜」と、確信めいたものがあったのは確かだ。

友人とも「多分出るよね、だってこんなに話題になっているし」と言い合っていた。

 

だから、紅白内定のお知らせを聞いた時も「おめでとう〜!」と同時に「ですよね!」という気持ちもあった。

 

だが、その次の日。

紅白歌合戦の出場者が正式に発表され、そこには確かに「King & Prince」の名前があった。初出場である彼らは会見にも参加した。

 

そして、その会見の映像を見たとき。

胸にあった熱い想いが涙として溢れ出してきた。

 

よかったね。おめでとう。すごいね。

 

「デビューさせていただいて、まだ一年目という年なんですけども、その中で年末の大舞台『紅白』という番組に出させていただくということで、本当に関係者の皆さん、スタッフの皆さん、ファンの皆さんにとても感謝しています。そしてこの年末で、皆さんに恩返しできるようなパフォーマンスができたらなと思っています。よろしくお願いします。」

 

そこには、精悍な顔つきで流暢に美しい言葉を紡ぐ、平野くんの姿があった。

随分と頼もしくなったものである。たった数ヶ月前と比較しても、一目で分かるくらいに、彼の語る言葉はなめらかさを増していたし、正しい文章を正しい抑揚で伝えることがとても上手くなったなぁと感じる。

その堂々とした姿に、

彼がこの1年間でどれだけ多くの人の前で、King & Prince のセンター平野紫耀として言葉を発してきたか。

どれだけ多くの大人と対話を交わしてきたか。

どれだけ大きな責任を背負ってきたか。

このたった一年での、ただ厚い経験に想いを馳せずにはいられなかった。

 

そしてふと、平野くんの右手を見たとき、そこにはいつものようにニギニギと拳を握る様子は全くなく、ただ悠然と、凛と、佇んでいて。

ああ、なんて立派なんだろうと。

私が好きになったこのアイドルは、やっぱり只者ではなかったのだと。

私のような新参者が、こんな偉そうにいう権利など微塵もないのだが。

それでも彼のその、堂々とした存在感にまた、惚れ込んでしまう。

ずっと、ついていきたいなあと思った。

 

もしかすると、ファンでない方々から見れば月並みの「ありきたり」な言葉だったかもしれない。

それでも私には、その「普通」の言葉が宝物のように感じられた。

何度でも繰り返し見る。

彼が、King & Prince のエースとして語るその言葉たちをゆっくり咀嚼する。

たとえ大人に用意されたそれだとしても、万人に同じように発されることはないのだ。

彼が話すスピード、抑揚、強弱、全てが愛おしく、大切なのだ。

 

正直、この10ヶ月間は、想像を絶するほどの忙しさだったに違いない。

平野くんがみるみるうちに痩せていって、ただでさえ小さいお顔がますます小さくなってしまったのを見るだけで、その過酷さは一目瞭然だ。

ただ確かに、彼は新しい環境にワクワクしているようには見受けられた。

ジャニフワの時のような、悲壮感は認められない。ここのところはいつも、楽しそうだと感じる。

 

でも、環境が大きく変わって、楽しいだけではなかったはずだ。

色んな心無い言葉に出会うこともあったかもしれない。

あまりの忙しさに、心が失われそうになったことだったあるかもしれない。

睡眠をこよなく愛する彼が、果たしてこの一年で何日間、十分に寝られたであろうか。

 

その頑張りが、こうして大きく実を結んだことが、何より嬉しいのである。

 

お友達が「今年一年頑張った彼らが、年末に大きな花丸をもらえたようで嬉しい」と言っていた。まさしくそれだ。

 

 

紅白初出場は、やっぱり特別だ。

 

かつて嵐さんが初出場した時のことを思い出した。

それまではジャニーズ事務所からは長年SMAPさんとTOKIOさんが固定で出場していただけに、嵐の出場はサプライズであり、ちょっとした革命のようなものだった。

でも、そのルーティンを破るくらい、彼らが国民的となった証だと感じた。

そして、彼らのパフォーマンスが終わった瞬間、NHKホールの客席から男性の

「嵐、紅白ありがとう〜〜!!!」

との声が飛んだのだ。

こんなことがあるだろうか。

その時の興奮と感動が、今でも忘れられない。

まさしく国民「待望の」出場だったのだ、と感じたのだ。

 

だから、今回の初出場に岩橋くんがいないことは、残念だ。

ただ、逆にいうと6人での初出場が課題として残されてある、とも捉えられる。

まだもう一つの「初出場」という目標があるのだ。

岩橋くんがいつでも帰って来られるように、この波を止めないためにも。

この平成最後の年というメモリアルイヤーに!記念すべき一年の締めくくりとして、最高のパフォーマンスが見られることを、願っている。

 

本当に、おめでとう。

夢を、ありがとう。