虚像を愛する

だいたい寝言

アイドル”嵐”の覚悟を見たJaponism

あくまでも、今の私は平野担なので他担の戯言と思っていただきたい。

先日、Eテレで放送されたSWITCHインタビューでのニノのアイドルとしての思想が反響を呼んでいるのを見て、私がかつてJaponismツアーにて感じたものに近いなぁと思った。

 

だが、担降りを機に嵐用のTwitterアカウントを消してしまったため、

2015年のツアー「Japonism」を通して感じたことを、どこにも残せていないことに気づいた。

そこで、改めて文章化しておきたいと考え、こちらのブログに綴らせていただきたい。

 

 

ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism

2015年の秋、アルバムJaponismを提げて5大ドームで行われたツアーだ。

私は、相変わらず落選してしまったが、なんとか友人に京セラ公演に連れて行ってもらった。

 

細かい演出等については、記憶は定かではない。(Blu-rayを見れば良い話だが…)

嵐の現場については、今や絶対に映像化されるので気を抜いていたというのもある。

ただ、本当に彼らのコンサートはドームという広い空間であっても

すべての人たちが幸せになる。

事実、ドームの天井にも何度か入ったが不満を抱いたことはない。

デジあたりからは、映像化された時を意識してなのか、制御されたペンラ(ファンライト)を使用するようになっていたのもあって、

天井から見える全体の景色もまた、演出の一部となってきたなぁと感じた。

例えばニノのソロでは、可愛らしい曲調に乗せてニノがタップダンスしながら、光で遊ぶ演出があったりと、遠くの人たちにまで意識の行き届いたパフォーマンスを披露してくれた。

こうした着想の根底には、松本潤という人の存在が大きくあることは間違いない。

一朝一夕でここまでたどり着いたわけではないと思うが、コンサートという場を何よりも大切にしてきた彼らだからこそ、作り上げることのできる空間であると感じる。

 

そんな彼らも、2015年はデビューして17年目。

10周年のあのフィーバーからも6年が経っていた。

また、SMAP解散の報道が流れるなど、ジャニーズ事務所全体に不穏な空気が流れていた時期でもあった。

 

そんな時期に彼らが見せてくれたコンサートは、私にとって非常に印象的だった。

 

まず、メッセージが明瞭であった。

「原点回帰」をテーマとしており、ジャニーズ事務所の歴史を辿るような演出があった。

例えば、Masqueradeや日本よいとこ摩訶不思議の披露などである。

Masqueradeは、少年隊の仮面舞踏会をオマージュしたかのような曲であり、振り付けにもそれを意識させるものがあった。

後者の摩訶不思議は、正しく少年隊さんのカバーである。さらに、このパフォーマンス中に大野くんとニノがバク転をした。

ニノは腰痛持ちだ。それゆえに、アクロバットを封印してきたことも有名な話であろう。(事実、ニノがアクロバットを見たいという要望に対して「俺、腰やっちゃってんのよ。だからできない」と答えているのを見たことがある。)15周年のBlastではその密着において、腰を痛めている様子も流れ、多くのファンが心を痛めた。

そんなニノが、すでに人気を不動のものとした2015年当時にあえて、ツアーでバク転をやり通したことに、本人たちの強い意志と「原点回帰」の意味を見た。

 

更に、そのような「原点回帰」を通して、ジャニーズ事務所の歴史という数直線における自分たちの立ち位置に対する確固たる「自覚」を見たような気がした。

先に述べたように、先輩方から受け継ぎしジャニーズエンターテインメントをぎゅっと濃縮したもののみならず、それを後輩たちにも引き継いでいこうという意識も透けて見えたのだ。

バックにトラジャが付いていたというのも、大きな要因であったかもしれない。

毎年、嵐のバックについているジュニアたちではなく、踊りは一級品でメインでも公演をするような人気ジュニアだ。

もしかすると、絶対的な先駆者であったはずの先輩に、あのような報道があったというバックグラウンドを私が意識してしまっていたから更に強く感じてしまったのかもしれない。

ただ、彼らがこれから先にリーディンググループとして、事務所を引っ張っていく覚悟を決めたのだな、と感じた。

 

これは、嵐としての新たなフェーズを迎えたのだな、と解釈した、

そうか、これはまた新たなターニングポイントに立ち会えたのではないか、と。

デビューして15年以上経過していても、国民的な人気を誇るようになっても、まだまだこんな「進化」を見られるのだと。感動を与えてくれるのだと。

 

だから私は、担降りできなかった。掛け持ちを続けずにはいられなかった。

平野くんへの愛情が深さを増していたにもかかわらず、である。

 

そして、最近のSWITCHで二宮さんが「先輩方が切り開いてくれた道を、少しでも後輩たちが通りやすいように」という意味の発言をしていた。

そうだ、嵐として事務所全体を担っているのだ。

その意識を、本人の口から聞けたことが嬉しかった。落合陽一さん、ありがとうございます。

ちなみに。落合さんと話したいという発言を聞いて、ニノってなんてチャレンジャーなの!?と驚いた。私は絶対に話したくはない、馬鹿が露呈するからだ。

でも、それだけニノにも確かな素地も自信もあるということだ。頭の回転が速い。かつ、落合さんは時代の先を行く人なので、人を評価している暇などないのだろうとも思う。

ただ、終わってみれば大変興味深いインタビューであり、かつ心地の良い会話の応酬であった。さすが二宮和也だ。この人の底がしれない。

新規古参って何ですか

先に述べておくが、私は永遠の新規である。

それは、どの時期に好きになってもそう思っていたのかもしれないとも思う。

誰も生まれた頃からの歴史をくまなく見知ることはできないし、往々にして自分よりも早くファンになった人がいるものだ。

 

ファンになりたての時には、もっとその人のことを知りたいと情報を収集する。そのためには、先輩ファンからの教えを請うというのが常套手段である。

そうして親交を深め、ファン仲間を形成する以上は、自分は相対的に見て「新規」だ。

 

そして、私は松竹座で歌って踊ってお芝居をする紫耀くんを生で見ていない、という点において「永遠の」新規なのだ。

これはもう、越えることのできない壁である。

もちろん日生Anotherも全ツもかすりもしていない。

さらに言えば、あのドリボ2014もクリエもチケット戦争に勝てず見られていない。

見ておきたかったと願うのに二度と見ることの叶わない現場が、沢山ある。

 

 

 

 

今年の5月にKing & Prince として平野紫耀くんがデビューを果たしてからというもの、彼のファン層は顕著に膨れ上がったようだ。

実際には、私たちファンがその実態を具体的な数値として知る術はないのだが、TwitterなどのSNSを使用するに際しての体感としても、平野くんの話題に興味を持っている人が増えたなと思う。

 

では、このデビューという大きな区切りの出現により、私は「古参」になるのか?

 

答えは、Noである。

 

なぜなら、新規古参という言葉の発端そのものが「相対評価」によるからである。

周りの諸先輩方の担当歴が私より下回ることはない。

その差が、体感として徐々に薄れていくことはあっても、である。

だから私は未だに、お友達に「平野紫耀」について教えて欲しいとお願いしたり意見を求めたりする。

私は平野くんについて十分に知りえない。先は長いのである。

 

私が平野くんを好きになった当初、知り合った人たちの中で一番古い人で担当歴が3年弱であった。

そうした先輩方から沢山の情報や映像をいただきながら、私は平野くんのファンとして自分が見知りしなかった部分にまで、思いを至らせてきた。

そうこうしているうちに、自分の平野担歴はあの先輩方に出会った当初「長い担当歴」と認識していた3年を悠に超えていた。

それでもまだまだ、私は「永遠の新規」である。

彼のことを新鮮に素敵だと思い、賛辞し、そのパフォーマンスを享受する。

そこに、他の人の価値観など関係がないのである。

ただ、ファン同士の関係性において学んだこともたくさんあった。

今になれば、当時の先輩ファンさんたちがどれほど寛容な心で私を仲間に入れてくださったのか、どれほど気に触る発言をしてしまっていたことか、分かるようになった。

だからこそ、彼女たちには余計に頭が上がらない。

 

そんな私でも、今までにたくさんの思い出を作ってきた。

それはどれも、大切な宝物であり、

あるいは他の誰かからすれば「見たかった」と切に願うものなのかもしれない。

 

どの時期に好きになったって、見たかった、知っていたかったと願うものは尽きない。

だったら、今からの時間を大切にするべきだ、というのが私の姿勢だ。

新規にも古参にも、待ち受けているのは平等な未来だ。

今現在、彼らが提供してくれているもの、

これから彼らが提供してくれるもの、

どれもみんなに平等に与えられている。

 

残念ながら、知ったかをされてしまうことは、気持ちがいいものではない。それは事実だ。

ただ、どちらが上ということはない。遠い未来にまで視点をずらせば、新たに好きになったあなたの方が長く彼を見続けられているかもしれないのだ。

 

自分より長く応援している人、自分より新しくファンになった人、皆んなと共に

これからの彼らの活躍を楽しみたい。

私の思う"しょうれん"

平野担をしてきた中で、やはり"しょうれん"は避けて通れない話題の一つであると感じている。

だって、二人はずっと一緒にいたから。

 

しょうれんは、家族であり、メンバーであり、ライバルであり、相方である。

ただ、私の思うしょうれんは『兄弟』に近い。

 

二人を見ていると、二人が普通に生活していたとしたら絶対交わることがなかっただろうなと思う。

しかし、奇しくも二人はジャニーズ事務所に入所し、同時代に関西ジャニーズジュニアとして活動を開始した。

そして、少しずつ食い違うことはあっても(紫耀くんはセクパワ、廉くんは春松竹など)結局はやっぱりずっと一緒にいた。

それは本人たちが一番感じていることなのではないだろうか。

だから、二人はしきりに「ずっと隣にいるね」と。

「隣にいなかったら違和感ある」と。

「振り返れば、キミがいた」と平野くんが言ったのは、紛れもなく本当に彼が感じたままなのだろうと思う。

 

関西にいた当時、廉くんは「紫耀大好き!」を全身で表現する人だったようだ。

それは、幼かったからかもしれない。

過去資料からしか知りえなかったが、純粋無垢とはまさしくこのことか!と思ったものだ。

同じグループで活動を続けていた大ちゃん(西畑さん家の方です)と紫耀くんにどっちか選んで!と迫られて、当惑している様子なんて本当に可愛くて可愛くて。

それを二人もまた、可愛いと思っていじっていたのだろう。

間違いなく平野くんは愛を持って、廉くんを弟のように可愛がっていたと感じる。

 

そして、時が経ち、様相が変わり始める。

しょうくんと廉くんがセットで売り出されるようになる。

舞台「DREAM BOYS 2014」では、関西Jr.から2人だけが抜擢されるばかりか、主要キャストとして記者会見にまで登場する。

(正直この頃は、うっすらとしか認知していなかったが、それでも平野くんの「関西ジャニーズJr.の中でゴリラって呼ばれてるんですよ」ははっきりと記憶にある。)

年始のジャニワ、少クラや雑誌など、髙橋海人くんも合わせた3人での仕事の割合が増していく。

関西においても二人だけがグレードアップした衣装を着ていることが増えた。

 

そうして、二人は一緒に上京を果たす。

 

上京、と一口に言ってもそれはジワリ、ジワリと液体が布に染み込むように完遂したことであった。

まずは平野くんが松竹座から姿を消す。

春松竹の初日に顔を出して以降は、デビューが決まるまで松竹座に見学さえ行かなかった。

多忙を極めていたことや大阪に家があるわけではないことなど、様々な理由はあるかもしれない。

しかし私は、それが彼なりの「覚悟であった」と解釈している。

(詳細については、こちらの記事を確認していただきたい)

 

ppppp-nh.hatenablog.com

 

一方で、廉くんは春松竹で単独の座長を経たのち、途中からSexy Power Tour にバックとして加わった。

そして、夏松竹(少年たち)にはもう、名をつらねることはなくなった。

 

なにきん、と呼ばれる6人で出演していた「まいど!ジャ〜ニィ〜」からもやがて姿を消す。

初めこそ、今は東京で多忙だからいないのだ、次回からは戻ってくるかもしれない!などとかすかな希望を捨てきれずにいたものだが、不思議なもので段階を経ていくうちに、彼らが関西の現場にいないことにももう驚かなくなっていった。

こうしてジワリジワリと、二人は東京へと進出して行ったのだ。

 

物議を醸した。

ジャニーズWESTののんちゃんも、ラジオで「戻ってこい」と発言するなど、身内からも関西にいて欲しいと願われることもあった。

挙句、「関西を捨てた」と考える人もいた。捨てるわけがない。

必ずしも祝福ムードとは言えない状況で、彼らは活躍の場を変えたことになる。

反発は、関西を愛する人たちからだけではなかった。

東京に来てクリエAを担当するとして組まされた4人のうち、海人くん以外の3人は、もともと東京で宮近くんと顕嵐くんと5人で”クリエセクボ”として親しまれているようであった。

関西から2人が来たせいで、セクボが解体となった!と叫ぶ人もいた。

 

何か変化があった時には、反対する人が一定数いるものだ。

ただ、今回はその声が倍だった。

 

しょうれんが感じた圧はいかほどのものであったのだろうか、と思う。

その圧を2人は、共に経験してきたのである。

 

しかし、それを受けての二人の姿勢は、全く相反するものであった。

廉くんは今まで以上に、関西を大切にした。

それは、誰が見てもわかる形で。

素直で真っ直ぐな人だから、本心をそのままに伝えてしまう。「関西に帰りたい」と雑誌で漏らした時には、あまりにも胸が痛かった。

春夏冬と松竹での公演がある中、彼はほとんどすべてに見学に赴いた。

「今回は流石に無理かも…」といっても何だかんだ顔を出すのだから、傍から見ていても関西への思い入れは相当なものだったのだろうとわかる。顔をキャップで厳重に隠してでも、多忙なスケジュールのわずかな合間を縫ってでも、見に行ったこともあった。

 

一方で紫耀くんは、関西の現場にはほぼほぼ現れなかった。

元よりマメに見学するタイプではない。どちらかというとオフは友達と遊びたいのだ。どんなに多忙でも、友人とのテーマパークで遊ぶ様子が目撃されることも珍しくない。(若い。本当に体力が底なしだ。)

それでも頑なに、関西の松竹座に顔を出すことはなかった。

そうして、デビューが発表となったすぐ後、あの時を迎える。

平野紫耀、3年ぶりの松竹座見学である。

私はそこに、彼の覚悟を見た。

デビューという形で、自身の成果を残せたからこそやっと、凱旋したのだ。

彼にとっては紛れもなく、ジャニーズとしての基盤を築いた地であり、「故郷」なのである。

彼にも、関西に対して愛がある。

ただその表現は、非常に不器用である。

東京に出てきた大人の男の人が、照れて母親をけなしてしまったり、田舎を悪く言ってしまうような、そんな趣がある。

甘えられる場所、なのではなかろうか。

 

ただ、こうした姿勢の違いから、二人の間には少しずつ物理的な距離が生まれて行く。

プライベートで遊ぶ姿が、ほとんど全く目撃されなくなった。

仕事終わりに、ご飯に行くことはありのかもしれないが、本人たちの口から二人で出かけた際の話はパッタリと出なくなってしまった。

紫耀くんは、どんどん神宮寺くん岩橋くん慎太郎くんと遊ぶようになり、「いつメン」と呼ばれるにまでなった。(カイちゃんの参入はもう少し後)

廉くんは、なかなか東京でお友達を作るより、関西に戻ってきては地元の子や(西畑)大ちゃんと遊んでいたようだ。

廉くんの方に、紫耀くんを理解できないという反抗心もあったことであろう。

なぜ、関西に対してそうスパッと割り切れるのか。

(これは平野くんの秘めたる野心によるところが大きいので、それを廉くんと共有しなかった罪は正直大きいと思うが、まだ廉くんには伝わらないかもしれないという不安もあったかもしれないし、そもそも自分の話を人と共有しなさそうな人間なので仕方ないんだろうなぁ…と思っている。)

そして、廉くんのファンの方が「二人で上京した時、もっと面倒を見て欲しかった」と嘆いている様子も見たことがある。

確かにそうだ。

平野くんの方がすぐに東京に順応して、仲良しな友達まで見つけてしまったのに対して

廉くんは移行に時間がかかった。

徐々に、長妻くんや顕嵐くんと仲良く遊ぶ姿が目撃されるようになり、ホッと胸をなでおろした覚えがある。

ただ、紫耀くんからすれば、何もかも自分が廉の面倒を甲斐甲斐しく見ろと言われれば、拒みたい気持ちがあったのではないかと推察している。

それでも、彼の方から廉くんと離れる、という選択肢はなかったように思える。

「何かあったら俺に言え」「廉と海人は守るべき存在」なのである。

紫耀くんにとって廉くんは大切な存在であり、他の誰かが廉くんを傷つけるとなれば許せないことのなのである。

まさしくこれは、『兄弟』である。

「振り返れば、キミがいた」

廉くんとは共に過ごしていくことが彼らの中で、当然の未来だったからこそ

機嫌をとったり、愛想を振りまいたりすることもない。

お互いの信頼関係の中で、成り立っている関係。

これこそ、『Brother』の名にふさわしい関係性であると感じた。

 

ただこのすれ違いの時期にも、間に可愛い可愛い海人くんがいてくれたからこそ、

崩壊せずに済んだことは間違いない。

二人が無意識のうちに共有してしまっているバックグラウンドを、うまく受容して、吸収して、衝突時には緩衝材として場を和ませる。

本当にカイちゃんの功績は偉大だ。

彼でなければ、しょうれんの間にすっぽり収まることはできなかったであろう。

 

 

そして、デビューして3か月経っている今、しょうれん二人の関係性がまた変わりつつある。

私感では、廉くんの方が「吹っ切れた」という印象だ。

キンプリでは、いつメンに遠慮して全然話に入れなかった廉くんが、生き生きとMCを回している。

しょうれんの阿吽の呼吸で話が進む。

スピード感が尋常じゃない。

そうそう、それが見たかったの!でも、供給過多じゃない?と心配になるくらい。

 

そもそも、紫耀くんと廉くんは正反対である。

二人とも賢い。

だが、紫耀くんの賢さは教養とはかけ離れたところにある。感覚派だ。ある程度は天性の勘でこなしてしまう。

一方で、廉くんの賢さは教養と努力にある。できないことにもコツコツ取り組んで、ゆっくり上達していく。

 

そんな二人が、背中合わせになって、背中を預けあって進んでゆく様は、一つの壮大な物語である。

 

まだまだ、完全に理解し合っているかどうかはわからない。修復途上といった感は否めない。

ただこれから何十年とともに過ごす仲間だ。

いつか彼らがもっと大人になって、お互いを尊重し、お互いの存在を心から認め合った瞬間に立ち会いたいなと思う。

そして、「Brother」をまた歌ってくれたら。

未だ見ぬその時が、楽しみで仕方ない。

King&Prince First Concert Tour 2018 初日

遂に、この時が。

King&Princeデビューコンサート、開幕の時。

私は、光栄なことに初日に同行させていただけることとなりました。

 

Jr.時代から6人それぞれが辿って来た道が、今一つに交わり、新たな一本の道として拓けていく。

その交点に立っているような感覚があって、こうした門出を祝えることに本当に本当に感謝しかありません。

 

※以下、ネタバレを含みます。

ただ、残しておきたい。一度しかない、デビューコンサート初日の感想をただただ勢いのままに書かせていただきます。

 

横浜駅に14:06到着。

初横アリだったので道に迷うかなと思いましたが、看板が分かりやすく案外すんなりと横アリに到着。

さらには、グッズ販売も非常に窓口が多く、スムーズで待ち時間0で買えました。

思ったよりも早く終わったので、同行人の方がいらっしゃるまでどこかで待機しなくては…とお店を探したものの、どこも満員!そうか、これがデビュー組のコンサートだったわねぇ!!!とアタフタ…

さらには、駅付近でキンプリファンにうちわを持たせてインタビューしているカメラも出没!注目されているんだなぁ〜としみじみ。

 

いざ、開場!するも、ここから入場するまでが長かった!ぐるっと回らされて、一度階段を上がって下るという長ーーい道のりを経て、ログイン!お席は全体が見渡せるスタンドでした。ストレスフリーすぎた〜♡

 

そして、開演。

パッと会場の照明が消えて「きゃーー!」と歓声が上がるあの感じが、たまらなく懐かしく思えてこの時点で既に胸がいっぱいに!

オープニングの映像も、「K」が飛んで来ただけで「キングちゃんだ…」とウルウル。

KingとPrinceの文字が重なり合い、そしてKing&Princeへ。6人の始まり。

幕が開いてまず出てきたのは、ジュニアたち!その後、パッと指し示されたところに6人がいる例の椅子に座って上から登場…マジで王と王子。貫禄さえ感じました。

そして、100万回はシミュレーションした「君は〜〜」からの歌い出し。

想定していたのとはまた違って、それでもその歌声だけでもう私の気持ちははち切れんばかりに膨れ上がりました。

そう、この景色を見せたかった。この景色が見たかった。

そこから、怒涛のカップリング披露。

YOU, WANTEDは途中のhey!の時にめちゃくちゃ振りかぶって音を取る紫耀くんがかっこよすぎて…!!気合入ってる!絶好調!!と確信しました。

Funk it upは安定の良さ。あの、抜いてる感じめちゃくちゃカッコいい…

同じ路線で言えば、新しく披露されたメンバーの紹介曲も途中の「King&Prince」て言いながら移動するところがもうめっっっちゃ色っぽくてカッコ良かった…あれ、円盤に残るんでしょう………

 

そのあとのサマステもめっちゃエモい。多分、あの時のキンプリでは直訴してもデビューできなかったよ。それぞれが、それぞれの道を邁進して自分を磨いて、ここまで積み上げてきたからこそ、デビューに繋がったんだと思うな。

6人で、良かったよね。今はそう思えるよ。

 

途中でKingの3人が消えて、「え、まさか!キングタイムくる?!」と思ったところに、赤と黒の衣装で紫耀くんが登場。

ガッシガシに踊って、1人で横アリ相手にしてた…凄いことだよね。凄いことなんだよ。もう完成されているんだよなぁ。ジュニア祭りの時には想像もできなかったこと。彼は、この1年でまたさらに、ひと回りもふた回りも大きくなってたんだね。

と、思ったところに廉くん登場。2人の乗ったステージが合体…!え、これは2人のターンが来たのか?!私は突如供給されるしょうれんに耐えられるのか?!と思っていたら、真ん中がパーン!!と開いて、カイちゃん様登場!キング3人か♡と思いつつ、まぁもうカイちゃんのダンスがカッコよすぎて、一気に飲まれました。あそこのシーンもあまりにかっこいいのでリピート決定です…!!

 

あとね、君が思い出す僕は君を愛しているだろうか、が始まった瞬間「デターーー紫耀くんの希望が通ったパターン!歌いたいと言った曲は必ずや歌ってくれる平野くん!!」と大興奮でした。カラオケで歌うって言ってたもんね。聞けて嬉しいよ〜!!

 

その後の夜空ノムコウも良かったな〜〜紫耀くんのアカペラが響き渡るの。それはそれは、うっとりしてしまう。

そこからキングのコーナーが始まって、サマキンもめっちゃ楽しくて嬉しかったんだけど、ドリボ!!!!これが来た瞬間膝から崩れ落ちました。

多分、ここが1番の号泣ソングで間違いないです。

彼らが、キングとなったキッカケとも言えるTDB。デビューを目指して、デビュー曲として舞台中で歌っていた曲を、まさしくデビューした彼らが歌うという感動。

あの頃のまだあどけない少年たちは、立派な男性へと成長を遂げたけれど、その過程は必ずしも平坦な道のりではなかったよね。

いろんな思いがこみ上げて来て、正直どんな顔してたか分からんくらいには泣いてしまいました。

終わらない夢を描こう、雨の日も風の日にもずっと。さぁ、夢が花開く時を共に過ごして行こう、ここから。The power of dream

さらに、キング曲で言えば、Alright!

以前の記事でも書いたように、私が就職先を決める勇気をくれた一曲でした。

これを初めて披露した時は、正直キングとしても「個性」「強み」といった面で不安を抱いていた時期だったから、この歌詞が直に響いて来たけれど、今のキングちゃんが歌うAlrightは説得力が桁違いだった。

だって、彼らは1つの夢を叶えた男たちだから。彼らに

無理に変わらなくたっていい。

と歌われると、なんだか心強く思えて。

環境や状況によって、同じ歌詞でもこうも感じ方が変わるかと新たな発見がありました。

 

あと新曲がめちゃくちゃ多かったです!

こんなに先輩の曲に頼らないデビューコンがあるのだろうかと!

I KNOW すべて〜〜って歌っている曲は、衣装も相まってハピアイ の君だけにを彷彿とさせられました。なんていう曲なのだろう?

とりあえずアルバムに入れて欲しいです。

 

それから、2ndシングルのカップリング選抜について。

私は1曲目のMisBehaveが好きでした。ダンスも良かった!曲だけ聴いたら、違った風に聞こえるんかなぁ……

 

そして、要所要所に挟まれる挨拶がまた胸を打ちました。

 

廉くんの言葉はやっぱり素敵なんですよね。彼には教養があるし、瞬発力もある。

記者さんとの受け答えも好感を持てるものでした。あれだけ個人間ではガツガツ距離を詰めるタイプなのに、人を押しのけてでも前に出ようとする自己顕示欲が皆無というのがまた品があって良いですよね。

廉くんは、紫耀くんの儚さとは反対に芯がある。偏見ですが、これは家庭環境によるところも大きいと思います。愛情たっぷりに育てられ、まっすぐすくすくと育ってきたという基盤がそう感じさせるのかもしれません。

そして今、廉くんの積み重ねている大学生としての知性というのも、必ずや武器となると思います。

廉くんのようなタイプの人間が1人いるだけで、グループとしても全然違う。

紫耀くんは、廉くんを手放す気なんてこれっぽっちもなかったよね。

本当に2人が一緒にデビューしてくれて良かった。

 

カイちゃんも、やっぱり言葉の選び方が完璧。「皆さん一人一人に届けたい」といったコメントが彼のアイドルの姿勢を如実に反映しているなと思いました。

あと彼のダンスは絶対に見逃せない!!!このスキルは絶対に活かしていくべきですし、絶対に大物になります。まだまだ化けるぞ〜〜!

 

そして何よりも。

紫耀くんが、本当にずっといきいきしていて、

どの一瞬を切り取っても良い顔してたんですよね。ダンスも全力で、キレキレで。

こんなに「幸せです!楽しいです!」と全身から溢れ出ている紫耀くん、いつぶりだろうかと。もしかしたら初めてに近いかもしれない。

そんな姿を見て、更には「楽しみでずっと寝られなかった」「楽しすぎて前半の記憶がない」とまで言われてしまうと、もうこちらはそれだけで幸せすぎてバカになりそうです。

本当にありがとう。ここまで連れて来てくれて、ありがとう。

 

最後に紫耀くんが

「これからもずっとずっとずーっと」って言った時に、EXのLOVE SONG前の言葉を思い出しました。

あの時は、こちらもまだ不安を抱えていたので

「紫耀くんがこれからもアイドルでいようという気持ちがあるということだけで、なんて幸せなのだろう」と、ずっと応援することを肯定された喜びを噛み締めましたが、

今回は

「これから、が確実に続いていくんだ。私は、彼らの未来に期待してもいいんだ。傷つきたくないからとセーブする必要ないんだ!」と、改めて気づき余りある幸せを噛み締めました。

 

やっと切られたスタート。

色んな人の色んな思いがあることと思いますし、私自身Mr.KINGの3人の空気感や、関西にいる可愛い可愛い紫耀くんをもう一度見たいと過去に囚われてしまう時もあります。

でも、やっぱりちゃんと6人としてやっていくんだという気合いを見せてくれたから。勢いを感じさせてくれたから。きちんと結果を残していっているから。

紫耀くんが、自分が言い始めた以上は絶対にみんなに認めてもらおうと、全てを背負う覚悟を感じるから。

私は、この6人を愛していこうと思います。

幸せを、ありがとう。

そして、彼が望み、叶えた、この6人での未来が輝かしいものでありますよう。

羽ばたけ、King&Prince!

就職活動中にもアイドルを。

初めに断っておく。

本記事は「就活とジャニヲタを両立するには!」などといったお役立ち情報を提供する記事ではない。ただ一つ伝えることができるとすれば、「就職活動とオタク活動は十分に両立可能である」ということである。心配は無用だ。

 

ただ申し訳ない。私がここに記すのは、ただただ一オタクである私の思い出だ。

「就職活動」という、私の人生においては重要な時期に、やはり力をくれたのはアイドルであり、ジャニーズであり、平野紫耀くんだった。

 

私は、来年度の3月に現在在籍している大学を卒業する。

そのあとの進路決定のため、今年の3月から就職活動に勤しんでいた。いや、実際には昨年夏のインターン選考から始まっていたと言っていいであろう。

人とコミュニケーションを取ること自体は、特に苦手というわけではないはずだった。

しかし、正直自分には全く自信がなく、インターンは選考過程で全て落とされてしまった。

友人たちはどんどんと駒を進めていく中で、自分だけ取り残されている感覚に焦った。そして、王道なのだろうと考えていた道に対して、疑念を抱くようになった。一方で、周囲からの評価や自身の妙なプライドがその道から逸れることを阻んだ。

そんな時、Mr.KINGが久しぶりのオリジナルソングを披露した。

それがあの、"Alright"だった。

なんでもできそうで、誰からも羨まれるような立場にいるように感じられる平野くんが、こうして歌い始めるのだ。

気持ちが焦るほどうまくいかないことだらけ

 

It's gonna be alrihgt. なるようになるさ。無理に変わらなくたっていい。

Going my way 目の前の今をそっと抱きしめてみよう。なくしてしまわないように。 

 そして、「変わらなくてもいいよ」「目の前にある幸せを大切にしよう」と歌ってくれるのだ。

沁みた。

当時は、ジャニーズJr.祭りがあってJr.内グループが横並びにして比較され、「Mr.KINGの強みとは?」と問われる機会が増えた。突出した特徴があるわけではない自分たちが、先輩Jr.たちも多くいる中で先頭に立って歌わされることに対して、3人ともに思うことがあったのだろうと推察する。

こちらとしては、「強みはそのバランスだよ、均衡のとれた王道アイドルとして進んでいるんだから自信を持って!」と声を大にして伝えたかったが、本人としては確固たる特徴を提示できないことに不安を感じていたのではないか、と思う。

そんな最中に披露された分、Alrightの歌詞は尚更沁みた。

そして私は勝手に、自身を重ねた。

焦ることはない、就職活動は競争ではなく、「お見合い」だ。

自分にあった、自分らしい、ありのままの自分と働こうと言ってくれる場に行くことが、長い目で見たときに私自身の幸せになるのだ、と。

 

そして私は、周囲の同級生とは少し違った就職活動を行う決心をした。

その道は、もしかすると無謀かもしれず、かつ始めるには平均よりかなり遅いようであった。

試験に合格する必要がある。勉強が必要だった。

 

一方で、平野くんの状況も秋を超えても変化はなく、帝国劇場では「実質平野紫耀主演」と言われるまでの活躍を見せながらも、やはりお知らせの兆しはなく、こちらの焦りも募るばかりであった。

 

そして、2018年に突入する。

 

私はというと、決意を固めてから様々なご縁が転がり込むようになった。無謀かに思われた道も、少し現実的に見えてきた。

両親に素直に意向を伝えたところ、快諾し金銭的にも絶えず援助をしてくれるようになった。結果がどうであれ、支えていただいた皆様には感謝しかない。

実を結ぶ保証は正直なかったが、ただただ己の力を信じて目の前の課題に取り組んだ。

もちろん、チケットが手元に舞い込んだ帝国劇場には足を運んだ。しかし、公演間の時間にも勉強に勤しんだ。自身の未来は自身にかかっている。

 

そんな時、1月17日。

 

時が来た。

 

平野くんたちの、King & Prince の、デビューが決まった。

 

グッと屈み込み、力をいっぱいに溜め込んだ彼らは、大きく羽ばたくこととなった。

 

嬉しかった。苦悩の日々を思い、こみ上げるものがあった。

 

そして、自分も頑張らないと、と。

 

デビュー日の4日後に本試験が控えていた。

正直「デビュー日にイベントをされても身動きは取れないな…」と思った。

デビュー時のお祝いに行けないかもしれない、と自身の運命を呪った。一方で、自身の将来選択のタイミングが時短と重なったことは、ある意味運命的だななどとも感じた。

 

さらには、平野くんは初主演映画公開やドラマ出演も決まっていた。

就職活動が本格化する1週間前に、完成披露試写会に行くことができた。

これが就活前最後の遠征になるな、と思った。

奇しくもそれ以降は、イベント等を通じて彼らが「東京だけ」で行うイベントはほとんどなかった。(あるとしても、少人数すぎていける人の方が稀であった)

 

そして、デビュー日が近づく中、花晴れ放送が始まった。

事前の番宣番組などを通じて彼は、遺憾無くその魅力を発揮した。

ドラマが始まれば、回を重ねるごとに彼は成長した。

放送開始前の批判など、平野くんのポテンシャルの前には力を持たなかった。

彼がどんどんと世に認知され、評価され、愛されていく様に、勇気を得た。

私も頑張れば、その努力はきっと結実する。

 

先行してラジオで流れた"シンデレラガール"を繰り返し繰り返し聴きながら試験勉強に勤しんだ。

無限ループでBGMとして流しながら、何百ページにも及ぶ問題集と向き合った。

華やかな「始まり」を感じさせるその旋律は、「いつになってもいくつになっても」と未来を感じさせるその歌詞は、私に勇気を与えてくれた。

 

そして、デビュー日を迎えた。

 

程なくして、私は筆記試験最終日を迎えた。

試験当日の会場に向かう道中、ひたすらにシンデレラガールを聞いた。

King&Princeの歌声が、背中を押してくれた。

 

面接にも向かった。周りとは違うフィールドを選択したため情報も少なく、かなりしんどかった。

辛くなり弱音を吐くと、母は平野くんの写真を送ってきた。

電話で八つ当たりをするとすぐに、平野くんの最新の話題をLINEで振ってきて機嫌を取ろうとしてきた。

両親に頭が上がらないのはもちろんの事、平野くんという存在は私な中でもはや精神安定剤と化していたということであろう。

 

すると、面接練習のつもりで受けていた大手企業の採用選考で、どんどん駒を進めた。

初めは苦手意識を持っていた面接も、回を追うごとにスムーズにこなせるようになっていっているのが自分でもわかった。

そして、気づいたときには内定にたどり着いた。ラッキーとしか言いようがなかったが、心が跳ねた。

ここから一気に私の就活は軌道に乗った。

 

一方の平野くんも、ドラマの回を重ねるごとにみるみる演技が上達していった。

SNS上の反応も、初めは否定的だったものがどんどん好評へと転じていった。

 

ハイタッチ会にも幸運にも参加することができた。

「デビューしてくれてありがとう」

とだけ伝えたかったのだが、ハイタッチも最終回の最後の方だったために、非常に憔悴仕切っている様子で

少し首を傾けながら微笑みかけてくれて終わった。

聞こえていなかったかもしれない、とは思いつつも

平野紫耀というスターを目の前にした上に、直接的にふれ、目を合わせていられる時間が与えられた幸せを噛み締めた。

そしてこれを、自身のエネルギーに変えなければ、と。

 

その数日後に、筆記試験の結果が出た。

無事に通過していた。

ホッとすると同時に、気を引き締めた。ここからの面接が本番だ。

 

 

面接は2週間にわたって実施された。

どこでどのように評価されているかもわからない。

ほとんど丸一日拘束され続けた。

最終面接日の朝。人生で5本の指に入るほどに緊張していた。

イヤホンをつけて、iTunesを立ち上げて。

君はシンデレラガール My precious one 

You're the only flowering herione.

歌い出しの平野くんと同じタイミングで息を吸い込み、私は、人生をかけた大一番へと足を踏み出した。

 

そしてついに、

第一志望の職場から内々定を獲得した。

半年にも及ぶ長い就職活動にやっと、決着がついたのだ。

 

Alrightに励まされ、デビューに勇気付けられ、花のち晴れに背中を押された、そんな就職活動であった。

平野くんの存在がなければ、彼らの活躍なくして、夢を持つことも叶えることもできなかった。

感謝してもしきれない。

 

まだ私は、やっとスタートラインへのチケットを手にしたにすぎない。

ここからが始まりだ。

彼らがデビューを果たし、世に羽ばたき始めたのと同様に、私の社会活動の一環はこれからやっと始まるのだ。

 

不安も尽きないが、今は楽しみでならない。

もちろん、苦しい時もあるだろう。

でも、きっと大丈夫。

アイドルに支えられ、時には支えながら。

 

彼らの活躍に心躍らせながら。

私の人生もまた、より充実したものとしていきたいと。そう願うのだ。

平野紫耀に垣間見る「帝王学」

アイドルには様々な形がある。

例えば、今や主流となっているAKBグループは「会いに行けるアイドル」というコンセプトを掲げている。

握手会というファンとのコミュニケーションの機会を設けることにより、ファン1人1人がアイドルと1:1で対話することが可能なのだ。

一方で、ジャニーズは「偶像」としてのアイドル像を貫いていると感じる。

もちろん、求められるキャラクターの変遷はある。たとえば、嵐のような「親近感」を持てるようなアイドルが人気を博すという時代の流れである。されど、やはり彼らと対話する機会はほとんど提供されず、SNSなどのツールももちろん使用せず、ファンとのコミュニケーションは基本的に"アイドルからの発信"という一方通行の色が強い。

 

私は、こちらの従来の形こそアイドルの真髄であると感じている。

アイドルが発信する情報を元に、我々はそれらを統合し、繋ぎ合わせ、想像し、自らの愛する「理想像」を構築する。

そこに私は、幸せを感じるからだ。

対話などにより違和感を感じたり、自らの仮説にもにた理想像を否定されたり、そういった機会が増えることは、具体性を増す一方で、余白を減らすことになる。

だから私は、こちらの想像の余地を存分に残してくれる、ジャニーズが好きだ。

 

そのジャニーズの応援をしていると、往々にして1人のアイドルと多勢のファンとの対話という場面に出会うことが多い。

だから私は、アイドルにはある程度の「帝王学の習得」が求められると感じている。

アイドルにとってファンは、必要不可欠な存在である。サービス業で言うところの「顧客」に近い。ファンがいてこその、アイドルだからだ。

ただ、そのファンの中で「贔屓」をすることは好まれない。サービスは平等に提供されるべきなのだ。好みの子を優遇するなどの私情を挟む行為は、非難の対象となる。そこには「嫉妬」などといった感情を誘発することを嫌う意味合いもあるのだろうか。だとすれば、ある意味で色恋の様相も呈している。

このように要求される「公平性」や「感情の平伏化」といった要素は、「帝王学」に通じている。

帝王学 - Wikipedia

 

まず、一点目の「公平性」について。

ここに記載されているような、「皆に公平に、好悪に偏るべきでない」などといった部分に関しては、平野くんを応援して来て切に感じることが多い。

 

例えば、ファンサービス。

彼のファンサービスは基本的に、全体に対して行われることが多い。

もちろん、1人に対してファンサービスをすることがないわけではない。

しかし、その1人は"特定の"1人ではないのだ。まるで、ルーレットを回して決めたかのように、偶然その人に幸運が訪れる。

もちろん、平野くんの中にもファンの序列のようなものがあるのかも知れない。

ただ、その基準はいつも定性的で明瞭なものが多いようだ。(ex.ファン歴など。)彼の好み、などといった曖昧で主観によるもので決められることは、ほとんどないのではないかと思う。それに、年齢で人を差別することなく、老若男女に分け隔てなく接しているイメージがある。(データがあるわけではないので断言は避けておく。)

 

そして、ファンとの対話である。

彼がファンと対話する場面を何度か見たことがある。

例えば、EXシアターで行われていたサマステのMC。ファンとの距離も近く、ファンからの声に応ずることもあった。

ただ、そのような時でも彼は、自分の発言がその人だけに向けられるべきものではない、という自覚がある。

決して、1:1の対話ではなく、1から発されたものをキッカケとして全体と話をする。それが非常に巧い。

だれかファンの1人が質問するとする。まず彼がするのは、その質問内容をその場にいるファン全員に共有すること。次に、その質問に関わる基礎知識を提供し、聞き手側の理解を一様にする。(皆がその事実を同様に知っているわけではないことを彼は分かっている。)

そこから、丁寧に質問に答えはじめる。しかし、答えの中でも何か特定のものを勧めたり否定したりはしない。答えに窮する場合は、こちら側の意見を聞くなどして巧みにかわす。

彼は、非常に頭が良い。お勉強はしてこなかったようだが、それを超えて世を統べる才がある。

 

さらには、俯瞰で状況を判断することに長けている。

MC中に、メンバーが何か面白いことをしたとする。しかし、それが客席の一部にしか見えないという事態がたまに起こる。

そういう時に、見えていない側に回り込んで「こっち向いて見せて!」と声をあげるのが彼だ。

全体に満遍なく幸せが共有されるように、差が出てしまわないように、俯瞰して状況を見ることができる。

さらにこれには、素敵だなと思えるポイントがもう一点ある。

それは、彼自身が動いているという点である。

本来の目的は、お客さんみんなに見せてあげることにある。

しかし彼は、あちらにも見せてあげて、などという表現はしない。

自分がその見えていない側に溶け込み、「自分が見たいから、こちらにも向いて見せて」と持っていくのだ。なんて出来た人なんだろう…

 

話が逸れてしまったが、

このように、彼は何においても「公平性」を保つ。

 

次に「感情の平伏化」である。

これについては、これまでの彼のインタビュー記事を読んでいただきたい。

honeyの怒涛の映画誌ラッシュ時に、どの映画誌かで「どこかはぐらかされている印象を受ける」と言っている記者がいた。

まさしく、これだ。

彼は、自分に過度に干渉されることを好まないように感じる。

これ以上は入ってこないで、という線引きを感じる。それは、感情を読まれたくない、とも取れる。

あからさまに「ダメだ」と突き返すのではなく、サラリと交わしてしまう。聞きたい内容に対する明確な返答は受け取れないのに、質問者が傷つくことなく、そして不快に感じることもなく、気づいたら話の方向が変わっていたり、納得してしまっていたり。

非常に巧みに操ってゆく。

これも、人の上に立つものに必要な技術なのである。

 

これら二点を踏まえて、彼の振る舞いから帝王学が徹底的に叩き込まれていると感じる。

しかし一方で、本能的に知ってしまっていたのではないかと思っている自分もいる。

彼は生まれながらにして、「王」だったのだ。

ジャニーズに入ってからというもの、彼はKing of KansaiであるKinKan、Mr.KING、King&Prince、とずっとKingとして生きて来た。ジャニーさんから見て、彼は王者以外の何者でもないのであろう。

そこに私は、共感するとともに感動を覚える。

彼の根底にあるのは、「帝王学」だ。私は、彼を心から信頼している。彼が統べる国は、エネルギーに溢れているだけでなく、絶対に安泰だ。

 

だからずっと、夢を見させてほしい。

ずっと私の「虚像」であってほしい。

「平野くん」が見つかる世界

今しか感じることのできない、この何にも形容しがたい気持ちを記しておこうと思う。

 

 

私が平野くんを好きになってすぐに、彼は上京した。

正確には、松竹座に出演することがなくなった。これも思い返せば、あれが最後だったのか…と感じるもので、当時はまた戻るだろうと思っていた。

そして、クリエA6時代の到来である。

私はもう確信した。

「彼はこのままデビューする」と。

そして瞬く間にお茶の間を席巻し、いわゆるスターダムを駆け上がるだろう、と。

ラッキー!ジュニアのうちに知ることができて!とまで思ったものだ。

 

しかし、待っていたのは長〜い潜伏期間であった。

何年末のカウントダウンコンサートは平野くんの出演を少し期待しては、やはりそこに彼の姿はなく、

各局の年末音楽番組にも、当然出演はなく、

もっぱら「舞台」での活躍がメインだった。

もちろん、舞台上の彼は非常に大好きだ。輝いている。初めて帝劇で舞う彼を見たときには、感動で息を呑んだし、未だに最も心に残っている大切な作品は「JOHNNYS' FUTURE World」だ。

しかし一方で、悔しかった。

ジャニオタでさえ、一部のコアな人にしか興味を持ってもらえない。

ましてや、お茶の間の人々の目に触れる機会はほとんど無い。

絶対に、目に映るチャンスさえあれば彼は人を魅了する、という確信があった。

絶対に、目に留まる。人気が出る。

こんなに小さな場所に閉じ込められるべき才能では無いのだ…

 

そう思い続けても、主張し続けても、お知らせが来ることはなかった。

きっと彼らに原因があったわけではない。

環境要因であると考えている。

ジャニオタは、優秀な人材の宝庫であるがゆえ、詳細な分析が飛び交った。

ジャニーズ事務所を大きく揺るがすような事件があった。

その対策に追われ、デビューが見送られたのではないか、という意見がかなり的を射ているような気がする。

 

しかし、一件落着してもどこか混沌としていて、拭いきれない停滞感があった。

正直、「機を逸した」といった感覚があった。

じっと耐え続けるしかないのか、このまま世に放たれることなく、我々のようなファンだけにしか消費されないような、そんな箱に閉じ込めていていいのか。

 

そんな不安や悔しさを感じていた。

 

そんな中、ある日突然。

もう、「イベント」と言われても「いつものやつじゃん?」と流してしまうくらいに、マンネリ化してしまっていた日常に。

突然。

ずーっと待って、待って、待ち続けた素敵なお知らせが舞い込んだのだ。

しかも、それは、本人たちが相談に行った結果だというではないか。

こんなにも心動かされることはない。

本当に、驚いた。動悸が激しくなった。誇らしく、嬉しかった。

 

さらに、以前から噂されていた「花のち晴れ」の発表があった。

畳み掛けるように届くお知らせに、目まぐるしく日々は過ぎた。

 

そして。

 

様々なキッカケで、世間の目に触れるようになった今。

「平野くん」としての世の中に認知されるようになった。

夜会、モニタリング、VS嵐

どこに出ても、きちんと爪痕を残す。

 

ほらね!!!

私が信じていた通りだ!!

 

全くもって、私が鼻高々になる理由なんてないんだけれど、

もしかすると私の感じていることは世間とずれているのかもしれない、と凹んだ時期もあっただけに、

自分の信じた感性がやっぱり正しかったんだ、と確認できている今が本当に幸せなのだ。

彼はすごい。

彼は魅力的だ。

彼はスターだ。

 

信じてついてきて良かった。

これからも、信じていこうと思える。

 

さあ、ここがスタートラインだ。